株価が下がる中ー投資初心者の心理
2015年4月、株価の高値掴みをした私は、猛烈な下げに見舞われました。
そしてまだまだ初心者だった私は、損切りするという概念すらありませんでした。むしろ長期投資という言葉に魅了され、こんなふうに考えていました。
「業績が一時的に下がっているが、これは一時的なものだ。この会社の魅力にみんなが気づいてないだけ。何この株は上がる。絶対上がる。だからガチホだ!そんで、買い増しだ! 」
そして…保有・買い増しを続けました。今考えると自分が絶対正しいと言う、自分の作り出した幻想に生きていたようなものです…
損失は膨らむ一方。ファインデックスに投資を始めて 1年で-600万円にまで、 含み損は膨れ上がっていました。含み損を見ることに耐えかねた私。そのうちあのような状態になってしまいました。
- 相場を見なくなった。
- 投資の勉強をしなくなった。
投資に関して、興味すら失ってしまったのです。
ただし、
① 相場を見なくなる
その事に関しては、そこまで問題はないと思っています。
長期的に値上がりする株を持っていれば、むしろ見ない方が、小さな利益で確定させることなく、大きな利益を確定させることができると思うから。現に今現在の私も、日々の相場を意識することはあまりありません。
反対に、
②投資の勉強をしなくなる
これはご法度。どんなに利益が上がらなかろうが、どんなに含み損を抱えていようが、 投資の勉強はゼッタイ続けるべき 。
仕事が忙しかったと当時の私は言うでしょうが、 それは単なる逃げです。 ただ単に自分の犯した間違いを認めたくなかっただけ。
自分が含み損を抱えている時。一度頭を冷やすという理由で、1・2週間休息を取るのは分かります。
ただし私のように、1年間まったく投資に見向きもしない、というのは絶対にやっちゃダメです。
オリンピックの選手ならほぼ毎日練習するはずです。 もちろん、一週間や二週間なら、休暇をとることもあるでしょう。家族との時間を過ごしたりもするでしょう。
しかし1年間もブランクがある状態だと、再度同じレベルに達するには何ヶ月・何年もの練習が必要になるかもしれません。
私が挑む、 株式市場とはどういったところでしょうか? オリンピックと同じように 世界中からプレイヤーが集まる。 自分の生活をかけて、大金を注ぎ込むものもいる。
そうした環境の中で、
- 努力を怠って、優秀な成績を残すことなど、できるのでしょうか?
- 学ばずに、市場に勝つことなど、できるのでしょうか?
株式投資も一緒です。相場を見ることはやめても、株の勉強は続けるべきです。そうすることで技術は確実に身につく。今は勝てなくても、将来絶対勝てるようになる。
失敗をしたなら、まず失敗を振り返るべき。反省には精神的な痛みを伴いますが、その見返りは果てしなく大きくなった利益として、自分に返ってきます。
皆さんはどう思いますか?
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