大株主って重要?
不定期開催の投資の基礎知識。今回は大株主について私の思ってることを書きます。
皆さんは会社を選ぶ時、 大株主の欄 を気にしていますか?
私は すっごい気にします 。 特に、オーナー企業、会社が創業者一族で運営されている会社は結構好きです。
何ででしょうか?それは 、 株主と経営者の利害が一致するから! に他なりません。同じ釜の飯を食っている!と言い換えてもいいかもしれません。 どういうことでしょう?
例えばフリーランスで仕事をしている人。 自分で仕事を頑張れば、そのぶんだけ給料がもらえます 。
例えば完全歩合制の人。保険とか、不動産業とかに多いですかね。 自分で営業を頑張って契約を勝ち取ればそのぶん給料がもらえます 。
一族経営の会社も一緒 。 頑張って経営して売上を伸ばすことができれば、自分の家の資産を増やすことができます!
企業が儲かれば、株主も株価上昇で恩恵を受ける。その 株主の中に経営者がいれば 、 経営者自身の利益になるような経営をする はず!
どのようなメリットがあるか?具体的には、
- 自分が頑張ったぶんだけ、株価が上がる可能性がある
- 大きく利益を出せば、配当も出せる
ということです! 誰でも、 自分が儲かる のは楽しいでしょう。
また、そういう会社は、 長期的な目線に立って経営を行うことも多い です。だって 自分の家系を繁栄させて行かなければならない から。
時代が変化する時に、企業を変化させる決断も早いのが特徴です。例えばトヨタ自動車は、 機織りの仕事が源流 です。そこから手を替え品を替え、現在の自動車を売り始めました。
一方、日本の大企業は サラリーマン社長がものすごく多い 。サラリーマン社長とは、企業の出世レースを勝ち抜いてきた サラリーマンが社長 になること。
サラリーマン社長は
- 自分の任期中に経営が傾かないこと
- 自分の任期中に利益が減らないこと
- 自分の任期中にその座から引きずり下ろされないこと
を主に考える人が多数。(すべてとは言いませんが。)
要は自分の保身が第一で、その場しのぎ( 任期 限り)の経営や考え方になりがちです 。自分の給料や身分を守ることがまず第1でしょうから。
また、オーナー企業見比べて経営者が自分の会社の株を持ってることもそんなに多くないので、 株価対策などは二の次になりがちです。 (対外的には株主優先と言っていても。)
自分が儲からないなら、身を粉にして働く人、はそんなに多くないですからね。
私の保有銘柄の大株主状況!
では私の持ってる会社はどうでしょう?
★アプライド
★ロードスターキャピタル
★三協フロンテア
どれも大株主の欄に、 社長や役員、従業員持株会 などが入っています!こういう会社は、社長や役員、従業員が頑張れば、 株価が上がったりして自らの資産を増やすことができる 。
そのため、株主と利害が一致することが多く、 結果的に株主のために頑張ってくれるのです!
またアプライドや三協フロンテアの大株主に 見慣れない会社の名前 が入っています(パムとか和光興産とか)調べてみると、 それぞれの社長が運営している会社 だとわかります。
おそらくは税金対策でしょうが、 社長が持っているということに変わりはありません 。また各社とも配当利回りは約3%もしくはそれ以上となっています。
3社の社長は 給料(役員報酬)以外に 、配当金収入(税引き前)として、
- アプライド 岡社長(岡一族+パム含む): 約9,000千万円
- ロードスターキャピタル 岩野社長: 約1.2億円
- 三協フロンテア 長妻社長(一族+和光興産含む): 約9.9億円
もらっていると計算できます。私が言いたいのは、何それ!社長がいっぱいもらっていてずるい! ということではもちろんなく笑、
将来にわたって、配当金が継続、もしくは増配する可能性が高い ということです。
もし自分が社長なら、配当金はいっぱい欲しいです。笑 なぜなら所得税と違って金額がどんなに膨らんでも、税率は約20%だから。
配当金が100万円あっても1千万円あっても1億円あっても、 かかる税金は約20%。たくさんもらえたぶんだけ、 所得税に対して節税ができま す。
もし私と同じように考えるなら、そうそう配当金が下がることもないでしょうし、むしろどんどん増配したいはずです。
まとめ
- オーナー社長は、 株主と利益 を共有している!
- だから株価対策や、配当金に関して 株主有利 になるかも!
- サラリーマン社長は、 株主のことはあんまり考えないかも 。
オーナー企業はワンマン経営だから危ないとか、ネガティブな意見を聞くこともあるかもしれません。でも株主にとってみれば、利益を共有する相手であり、サラリーマン社長よりも信頼できると私は思います。
企業を選ぶとき、大株主を考えてみるのもいいかもしれませんね!
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